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こんな時はどうするの?

寝ている時、いびきがひどく、ときどき呼吸が止まります。

大きくなった扁桃腺やアデノイドを手術でとる必要があります。

5歳 男児  20○○年1月

1か月前から鼻づまりがひどくなり、耳鼻科を受診したところ「アデノイド」と診断されました。いびきがひどく、息を吸うと胸がへこむほどで、睡眠中に呼吸が止まることもあり、苦しさから泣くこともあるとのことでした。最近は頻回にトイレに行くようになり、これまでなかった夜尿が見られるようになりました。さらに、食欲が減退し、体重が増えなくなったという訴えで受診されました。

診察の結果、鼻粘膜が白く腫れており、大きくなった扁桃腺が確認されました。胸部には異常はありませんでした。アデノイドと扁桃腺の腫大による高度な上気道狭窄(上気道が狭くなっている状態)と診断し、大学病院の耳鼻科へ紹介しました。

その後、大学病院でアデノイドと扁桃腺の摘除手術を受けました。手術を担当した医師も驚くほどの大きさで、「この年齢でこれほど大きいものは見たことがない」と言われたとのことです。手術後は、いびきや胸のへこみがなくなり、食欲が回復して体重も13kgから16kgに増えました。また、夜もぐっすり眠れるようになり、無呼吸発作や頻尿も解消し、朝まで安眠できるようになりました。

コメント

小児において睡眠中にいびきがひどい、あるいは呼吸が時々止まるといった症状が見られる場合、睡眠時無呼吸症候群が疑われます。この状態を放置すると、学力の低下や低身長、肥満、夜尿症などの合併症を引き起こすことがあります。

多くの場合、原因はアデノイドや扁桃腺の肥大にありますが、これらの肥大に対して手術を行うことで、症状は著明に改善します。本症例のように、早期の診断と治療が非常に重要です。このような症状がある場合は、早めに小児科または耳鼻科医に相談することをお勧めします。

熱が高くなったので脇の下に氷嚢をあてたけど下がらなかった。

発熱は体の免疫力をアップして早く治そうとするもの、保温が基本です。

10か月の男児 20○○年12月

2日前の夜中に38.0℃の発熱があり、昼には38.2℃、夜も熱が続いたため、脇の下に氷嚢を入れようとしましたが、嫌がってできませんでした。その後、夜中にまだ熱があったものの、ぐっすり寝入った隙にうまく入れることができました。しかし、翌朝には39.6℃まで熱が上がったため受診されました。上のお子さんが高熱を出した際、医師から「脇の下に氷嚢を入れて冷やすように」と指導された経験があったとのことです。

診察の結果、機嫌もよく、咽頭や胸部に特に異常所見は見られませんでした。そのため、解熱剤や風邪薬は処方せず、安静と保温を心がけ、経過を観察するようお伝えしました。また、体温が上昇すると免疫力(体内に侵入したウイルスや細菌などを排除する力)が10~20倍も強くなること、逆に病原体は弱くなることを説明しました。その上で、体を冷却するよりも保温が重要であることを強調しました。

さらに、いわゆる風邪薬には病気を早く治す効果はなく、場合によっては体の免疫力を妨げる可能性があるため、できるだけ使用しない方が良いことを説明しました。2日後に再診された際、熱が下がり発疹が出たため、突発性発疹と診断しました。

コメント

高熱が出ると、「体を冷やしなさい」「衣服を緩めて薄着にし、熱が放散しやすくしなさい」「38.5℃以上のときは熱冷ましを使いなさい」といった指導を受けることが多いかもしれません。熱を下げることが正しい、あるいは必要な処置だという考え方が一般的ですが、果たしてそれは本当に正しいのでしょうか。

風邪をひくということは、体内にウイルスや細菌などの病原体が侵入し、細胞を破壊しながら増殖している状態です。これは体にとって非常に危機的な状況であり、国家に例えると、武装集団が侵入し破壊活動を行っているようなものです。この場合、政府が自衛隊や警察を動員して迎撃態勢を取るのと同じように、体も特別な防御態勢を整えます。発熱はこの特別な防御態勢の一部であり、体にとって必要な反応です。

そのため、発熱時に解熱処置を行ったり薬剤を投与したりすることは、体の自然な防御を妨げる可能性があり、むしろ危険です。風邪で発熱しているときは、安静にし、保温を心がけることが最も重要です。

湿疹がひどくなりました。

まず適切なスキンケア、改善しなければ短期間のステロイド軟膏使用、改善したら再び丁寧なスキンケアです。

5か月男児 20○○12

9月末、生後4か月のときに湿疹がひどくなり来院されました。診察の結果、石けんの使用を中止し、ワセリンを全身に塗布するよう指導しました。しかし、4日後にさらに症状が悪化したとのことで再来院されました。この時点で全身に皮膚炎が広がっており、アトピー性皮膚炎と診断しました。治療として、ステロイド軟膏を処方しました(顔用にキンダベート軟膏、体と四肢用にネリゾナ軟膏)。その後、4日間の使用で皮膚炎は著明に軽快しました。

ステロイド軟膏の使用を中止し、代わりにワセリンを全身に塗布するスキンケアを徹底するよう再度指導しました。11月末に再診された際には、湿疹はわずかに残る程度で、ステロイド軟膏はその後一切使用していないとのことでした。現在は石けんを使用せず、ワセリンを用いたスキンケアのみを継続しています。

コメン

湿疹やアトピー性皮膚炎は、患者本人だけでなく保護者にとっても大きな悩みとなる病気です。従来はステロイド軟膏を継続して使用するよう指導されることが一般的でした。しかし、ステロイド軟膏は皮膚の炎症を抑える効果はありますが、湿疹やアトピー性皮膚炎の原因となる皮膚のバリア機能(細菌や化学物質の侵入を防ぐ機能)を強化するものではありません。むしろ、長期間使用することでバリア機能が低下し、炎症を抑えられなくなるリバウンド現象を引き起こす可能性があります。

このような理由から、ステロイド軟膏は短期間の使用に留め、症状が落ち着いた後は徹底的な保湿を行うことが重要です。このお子さんの場合も、ワセリンを用いたスキンケアを中心にすることで良い結果が得られました。

また、石けんで体を洗うことは、皮脂を洗い流し、角質層を傷つけて皮膚のバリア機能を低下させるため、避けるべきです。保湿を基本としたスキンケアを心がけることが、湿疹やアトピー性皮膚炎の管理において重要です。

RS感染症で鼻水、咳、発熱が続いています。

検査をして二次感染症を確認、抗菌薬を処方します。

8か月女児 20○○年11月

2日前から鼻水と咳が出始め、今朝から38.5℃の発熱があったため受診されました。3歳のお姉さんが風邪をひいて中耳炎を起こしており、お父さんには喘息の現病歴があるとのことです。

診察では、咽頭が赤くなっていましたが、耳の鼓膜や胸部には特に異常所見は見られませんでした。RSウイルス迅速検査を実施したところ陽性と判明しました。そのため、オノン、デカドロンエリキシル(ステロイド剤)、ムコダインおよびムコソルバン(去痰剤)を処方しました。

2日後、再診された際には37.3~39.0℃の発熱と咳が続き、元気がなくなっていました。呼吸困難があり、両耳の鼓膜には発赤と腫脹が見られ、急性中耳炎の所見が認められました。血液検査では白血球数13,400/μL(中等度増加)とCRP1.4mg/dL(軽度上昇)が確認されました。RSウイルス感染に伴う二次性細菌感染症と診断し、ワイドシリン2g/日を処方しました。

その後、同日の夜に39.7℃、翌日には38.7℃の発熱が続きましたが、さらに翌日には36.7℃に解熱しました。鼓膜所見も改善し、呼吸困難も解消されました。その後、ワイドシリンをさらに3日分処方しました。

コメント

かつては、子どもが風邪で発熱し、鼻水や咳がひどいというだけで抗生物質を処方することが一般的でした。早めに抗生物質を使用すれば病気が早く治る、あるいは肺炎や中耳炎などの合併症を予防できると考えられていたためです。しかし、現在ではそのような効果はないことが明らかになっています。

子どもの風邪のほとんどはウイルス感染症であり、自然に治ることが多いため、抗生物質は通常必要ありません。ただし、この症例のように、1歳未満でRSウイルス感染症にかかった場合、肺炎や中耳炎などの二次性細菌感染が起こることがあります。このような場合には、抗生物質の使用が適切です。

私は、このような患者さんに対して注意深く診察を行い、血液検査を併用して細菌性の二次感染があるかどうかを慎重に判断しています。そして、必要がある場合にのみ抗生物質を処方します。予防的な処方、念のための処方、あるいは親を安心させるため(または医師自身が安心するため)の抗生物質の使用は、極力避けるべきだと考えています。

鼻水、咳、高熱(39.6℃)がでました

検査をしてありのままの診療情報を提供します。

8ヵ月男児  20○○11

3日前から鼻水、咳が出て、今日から38.6℃の熱が出たということで受診されました。診察ではとくに所見はありませんでした。RSウイルスの検査は陰性でした。薬を処方せずに安静保温で経過をみるように言いました。その後、38.4~39.6℃の高熱が続いているということで3日後に再診されました。特別な所見はありませんでした。アデノウイルス検査は陰性、血液検査は白血球が8,100/μlCRP;0.3mg/dlと正常でした。肺炎や重症の病気はなさそうなので、安静保温で様子をみるように言いました。お母さんには、今までの経過、検査結果及び診断とその根拠を記したカルテのコピーを渡しました。その翌日に熱が下がって発疹が出ました。結局、突発性発疹でした。

コメント

咳も出て高熱が続きますと母親は大変不安になります。小児科の外来ではこのようなお母さん方の不安をどのように軽くしてあげられるかが重要な課題になります。かつては解熱剤と抗生物質の筋肉注射が行われました。確かにすぐに熱は下がりますが、多くの筋萎縮の患者が出ました。その後は、幅広い菌に有効な抗生物質の開発が行われ、盛んに小児科で処方されましたが、重症の病気を予防、あるいは治療する効果がないことが分かりました。その反省の上に、世界の趨勢から遅れること20年でヒブワクチン、10年遅れて肺炎球菌ワクチンが行われるようになったのです。これにより髄膜炎や菌血症などの重症の病気が激減しました。

私は、お母さん方に、子どもを重症の病気から守るためにはワクチンが不可欠であることを説明しています。また、高熱が出た場合には、できるだけ迅速に検査や血液検査を行い、その原因を明らかにするよう努めています。その結果と診断の根拠については、記録したカルテのコピーをお渡しするようにしています。「薬より分かりやすい情報を!」という考えを大切にしています。

鼻水、咳が出て、今朝から38.3℃の熱が出ました。

感冒、安静保温で経過観察。

1歳男児   20○○11

昨日から鼻水や咳が出始め、今日になって38.3℃の発熱があったため受診されました。比較的機嫌も良く、その他の症状は特に見られませんでした。

診察の結果、咽頭や耳(鼓膜)、胸部に特別な異常所見はなく、「感冒(かぜ)」と診断しました。そのため、安静と保温を心がけ、経過を観察するようにとお伝えし、特に薬は処方しませんでした。

コメント

感冒(かぜ、かぜ症候群、上気道炎など)は小児科で最も多い診断の一つです。鼻水、咳、発熱といった症状が現れるため、多くのお母さん方が「何かお薬をください」と来院されます。しかし、こうした症状を薬で無理に抑えることが本当に良いのでしょうか。

かぜの原因となる病原体のほとんどはウイルスです。ウイルスは鼻から体内に侵入し、鼻腔や咽頭、気管、気管支の粘膜細胞に取り付き、それらを破壊しながら増殖し、奥へと進行します。重症化すると肺炎を引き起こす場合もあります。しかし、私たちの体、特に免疫細胞はこれに対抗する防御態勢を作り、ウイルスの進行を防ぎます。

鼻水や鼻づまりは、新たな病原体の侵入を防ぐための自然な防御反応です。咳は気管や気管支で生じた分泌物(痰)を病原体とともに外に排出し、気道を清掃する役割を果たします。また、発熱は体内の細胞の働きを活発化させ、免疫細胞の活動を強化する重要な反応です。このように、かぜの症状は本人を苦しめるだけのものではなく、病原体の活動を抑え、早期回復を促すために体が積極的に作り出しているものと言えます。

そのため、私はかぜ症状の患者さんに対して、できるだけ薬を処方せず、安静と保温を心がけて経過を見ていただくことを推奨しています。

熱もないのに鼻水と咳が続きます。

アレルギー性気管支炎。

3歳 女児 20○○11

9月の半ばから、熱はないものの鼻水や咳が続いているとのことで受診されました。ご両親が花粉症を持っているとのことでした。診察の結果、咽や胸には特に異常は見られませんでしたが、鼻粘膜が腫れて白っぽくなっており、少量の半透明な鼻汁が認められました。

アレルギー性気管支炎と診断し、オノン(抗ロイコトリエン薬)と去痰薬のムコダイン、ムコソルバンを5日分処方しました。症状は数日で治まりましたが、11月初めに同じ症状が現れたため再診されました。同じ薬を処方し、今回も数日で軽快しました。その後、薬を飲んでいる間は調子が良いとのことで、3回目の受診時には14日分を処方しました。

コメント

「熱はないのに鼻水や咳が続く」「熱が下がった後も鼻水や咳がなかなか良くならない」「時々夜間に喘鳴が出る」といった症状で受診されるお子さんがいらっしゃいます。喘息ほどの強い呼吸困難はありませんが、長引く咳は本人も家族も困らせるものです。

このようなケースでは、多くの場合、家族(両親や兄弟、時には祖父母)の誰かが花粉症や喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患を持っており、さらに本人にも湿疹やアトピー性皮膚炎が見られるなど、アレルギー性素因を有していることが分かります。

当院では、このような患者さんに対し、オノンや去痰薬を処方し、良い効果を得ています。また、強い咳発作を起こす場合は、咳喘息と診断し、ステロイド吸入薬を処方しています。症状が出やすいお子さんには、2週間から4週間の長期投与を行い、安定した効果を確認しています。

短期間に発熱と咽頭痛を繰り返します。

溶連菌感染症。

13歳 男子  20○○11月 

先月末頃から発熱と咽頭痛を繰り返すようになり、近所の内科で薬を処方されると一時的に良くなるものの、3~4日後にはまた同じ症状が現れるとのことで、3回目の発熱をきっかけに当院を受診されました。

診察の結果、扁桃腺が赤く腫れ、白い膿のようなもの(白苔、または偽膜)が付着していました。溶連菌迅速検査を行ったところ、明らかな陽性反応が確認されました。そのため、抗菌薬を10日分処方しました。

コメント

溶連菌感染症は、学校や保育園、幼稚園などの集団生活の場でお互いに感染し合い、流行することがあります。また、家庭内でも家族同士で感染することがあります。主な症状は発熱と咽頭痛ですが、発疹、嘔吐、リンパ節腫脹を伴うこともあります。

溶連菌感染症は抗菌薬がよく効きますが、3~4日間服用して症状が改善したからといって服薬を中断すると再発することがあります。この患者さんのように、薬を飲むと一旦良くなるものの、再び同じ症状を繰り返す場合、まず第一に溶連菌感染症を疑うべきです。

再発を繰り返すと、稀ではありますが急性腎炎やリウマチ熱といった合併症を引き起こすことがあります。そのため、溶連菌感染症と診断された場合には、抗菌薬をしっかりと10日間服用することが必要です。この際、できるだけペニシリン系の抗菌薬を選ぶことが推奨されます。また、服薬終了後には、腎炎の合併がないか確認するために尿検査を行うことが重要です。

元気はあるのに高熱がなかなか下がらないです。

アデノウイルス感染症。

4歳男児  20○○11月 

10日前から鼻水や咳が出ており、前日の朝から39℃以上の高熱が出ました。今日は朝に38.8℃まで下がったものの、夕方には39.9℃まで上がったため受診されました。咳はあるものの、本人は比較的元気そうでした。

診察の結果、咽と扁桃腺がわずかに赤くなり、軽く腫れている程度でした。血液検査では白血球数が12,300(正常範囲:3,500~10,000)、CRPが4.0mg/dL(正常範囲:0.0~0.6mg/dL)と上昇していました。肺炎と診断し、抗菌薬のワイドシリンを処方しましたが、翌日の午後になっても38.2℃の発熱が続いたため再診されました。

再診時にアデノウイルス迅速検査を行ったところ、陽性反応が確認され、アデノウイルス感染症と診断しました。そのため抗菌薬を中止し、経過を観察することとしました。その後、翌日から徐々に熱が下がっていきました。

コメント

アデノウイルス感染症は小児科の外来で比較的よく見られる疾患で、年間を通して受診が多い病気です。39~40℃以上の高熱が続くことが一般的ですが、子どもではその割に元気があることが多い傾向があります。通常、扁桃腺が赤く腫れ、白い膿のようなもの(白苔)が付着し、細菌性の扁桃炎と見間違えられることがあります。また、眼が赤く充血する場合は咽頭結膜熱と診断されることがあり、夏季にプールで流行することから「プール熱」とも呼ばれています。

高熱が続く場合、血液検査を行うことが多いですが、白血球数が増加し、炎症反応のCRPが上昇するため、この患者さんのように肺炎や菌血症と診断され、抗菌薬が処方されることがあります。しかし、アデノウイルス迅速検査を併用すれば、不要な抗菌薬の処方を避けることが可能です。

アデノウイルスには多くの血清型が存在し、何度も感染することがあります。また、胃腸炎として下痢が主症状になる場合や、流行性角結膜炎を引き起こすこともあります。

熱が高くて辛そうです。

グリセリン浣腸が奏功。

11か月男児 20○○11

2日前から38~39℃の発熱があり、今日も38℃台の熱が続いていて、とても辛そうなため「熱冷ましを使った方がよいでしょうか」とご相談されました。排便は2日間ないとのことでしたが、熱以外の症状は特に見られませんでした。

診察の結果、咽が少し赤くなっている以外に特記すべき所見はありませんでした。血液検査では、白血球数は5,900(正常範囲内)、CRPは0.1mg/dL(正常範囲内)でした。

グリセリン浣腸30mlを実施したところ、大量の排便があり、その後はかなり楽になりました。

翌日には熱が下がり、発疹が出現しました。最終的に突発性発疹と診断されました。

コメント

「熱が高くて機嫌が悪い」「夜に寝てくれない」といった訴えは、よく見られる状況です。このような場合、私はお母さん方に浣腸を勧めることが多いです。診療所でも、発熱に加えて頭痛や腹痛、機嫌の悪さを訴える患者さんに対して浣腸を行い、良好な効果が得られることがよくあります。

発熱は病気の回復において非常に重要な役割を果たします。熱が高いほど、免疫細胞の活動が活発化し、病原体(ウイルスや細菌など)を効果的に排除します。その一方で、病原体自体は弱まり、治癒が促進されます。このため、安易に熱冷ましを使用することは控える方が良いでしょう。

頭痛がひどい場合や機嫌が悪いときには、ぜひ浣腸を試して排便を促してみてください。市販されているイチジク浣腸は手軽で非常に便利です。